じゃまき(かぎ)

【蛇巻き(鍵)】

端午の節句にちなむ豊穣祈願の下り(降り)⿓

蛇巻き(じゃまき)は毎年6⽉の第1⽇曜⽇⾏われ、稲わらで作られた蛇綱を担いで村中を巡⾏します。
午前中、⼋坂神社で蛇をつくり、午後からは1年の間に鍵⼤字内で祝い事のあった家々を、その蛇を担いで訪ねます。
数え年17歳の男⼦と当屋(その年の当番世話役)が担ぐ頭(かしら)は300㎏近くにもなり、参加した残りの全少年が頭の前進を阻むように後ろの綱を引いて、頭と後綱を引っ張り合うようにしながら進んでいきます。
最後に、北中学校の前の「はったはん」という場所の⼤樹の根元に頭がおかれ、尾を2本の樹に渡して吊るします。
その様子から、鍵は下り(降り)⿓と呼ばれます。
蛇巻きは、その構成員が男⼦であり、旧暦の5⽉5⽇に⾏われる端午の節句にちなんだ⾏事です。
また五穀豊穣を願う⾏事でもあり、やがてくる⽥植え時に⾬が降るようにという祈りも含んでいます。
1983(昭和58)年度に⽂化庁の「記録作成等の措置を講ずべき無形の⺠俗⽂化財」に「⼤和の野神⾏事」が選択され、鍵の蛇巻⾏事もその対象となっています。

<⾏事進⾏>
8:00頃〜13:00頃 ⼋坂神社で準備
14:00頃〜 鍵の村中を練り歩き、その後、北中学校前「はったはん」にて巻きつけ

【令和5年開催分からの改正事項】
・「鍵の蛇巻き保存会」として開催
・男子の成人(元服)を祝う節句行事から子供の成長を願う行事とし、子供たちの参加を「男子のみ」から「男女」とする
・お祝い対象を「男子出産」から「子供出産」とする
詳細情報
名称 蛇巻き(鍵)
エリア 北部
住所 奈良県磯城郡⽥原本町⼤字鍵
開催日 6⽉第1⽇曜⽇/⾒学⾃由
駐車場 なし
【電⾞】近鉄⽯⾒駅から約1.5km
【⾞】⻄名阪国道郡⼭ICから約6km、約10分
【徒歩】近鉄⽯⾒駅から約20分
【トイレ】なし
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